・口腔内乾燥(ドライマウス)
唾液の分泌量が減る、もしくは分泌されなくなり口腔内が乾燥することです。唾液には抗菌作用や自浄作用があり、その作用が悪くなりう蝕や歯周病リスクの上昇や口臭がきになることがあります。また、唾液腺の組織障害の原因の1つとして活性酸素の攻撃があります。
関係する栄養素
カフェイン:利尿作用によって脱水し、唾液分泌が抑制されている場合あり
ビタミンC、コエンザイムQ10:抗酸化作用(活性酸素の攻撃から唾液腺を守る)
亜鉛:唾液分泌を助ける
・知覚過敏
歯周病や毎日の歯磨きなどで歯肉が退縮して歯の象牙質が露出し、神経に刺激が伝わって痛みを感じます。痛覚は自律神経と関係が密接です。自律神経を乱すとされるストレスや生活習慣を見直すことも大切です。
関係する栄養素
タンパク質:ストレスを抑えるホルモン(セロトニン)の材料となる
ナイアシン:セロトニン合成に関与
ビタミンB12:自律神経の鞘の合成に必要
妊産婦期に必要な栄養
当院では岡崎市の歯周疾患健診を行っております。
節目健診、妊婦健診、妊婦パートナー健診、産婦健診、産婦パートナー健診があります。どの健診に該当する方にも希望される患者様には口腔内のお掃除や、歯磨き指導、加えて栄養指導・食事のアドバイスも行っております。
特に妊婦、授乳婦、赤ちゃんは体を作るための栄養が大切になってきます。
取りすぎに注意するものもありますが、基本的にはほとんどの栄養素は妊娠していない時の摂取量よりも多めに摂取するよう国が定めています。
すべて必要な栄養素ですが、特に大切だとされるものを少し紹介させていただきます。
全身に必要な栄養素
何だか気分が良くない、やる気が出ない、寝ても疲れが取れないなど感じたことはありませんか?実はそれ、現代型の栄養不足からきている体の不調かもしれません。
やる気が出る、質の良い睡眠、幸福感には脳内ホルモンが関係しています。GABAやノルアドレナリン、メラトニン、セロトニンなど耳にしたことがあると思いますが、これらが私たちの感情や睡眠をつかさどっている大切な脳の指令係たちです。
これらは主にタンパク質(アミノ酸)を材料とし、ビタミンミネラルに仕上げをしてもらって出来上がります。